時間投資はファンダメンタル投資+インカムゲインが基本



久々に lifehacksネタでは有名な 「TIME HACKS!」 という本からひとネタ、自分投資について語ります。投資と言っても、投資するのはお金ではなく、時間の方です。
全ての人に完全に平等に与えられる『時間』。成功者は往々にしてこの時間を強烈に意識し、この時間を自分自身に投資するすべを知っています。この『時間』をどのように自分の成長や、成功へのステップに使用できるかがとても重要だと思います。それでは順を追って時間投資について考えていこうと思います。

どの程度の時間を投資するべきか?

さて、それでは、どの程度の時間を自分投資すべきなのでしょうか?
「TIME HACKS!」の著者、小山龍介氏によると、1年間に自分に投資すべき時間は、年間労働時間の半分が目安である、としています。一般的な人でだいたい900時間くらいになると思います。それを365で割ると、1日約2.5時間が自分に投資すべき時間ということになりますね。

1日あたりの自分投資時間 = (年間労働時間 ÷ 2) ÷ 365

こうやって、投資すべき時間を明確に定義しておくことは、本当に重要な意味を持ちます。最低この時間は自分に投資しようと意識することで、時間投資に持続力をもたらすことができます。「最低でもこの時間だけは自分自身に投資する」と心に決め、積極的に時間投資を実践しましょう。

何に時間を投資すればよいのか?

時間を投資する際、どんな銘柄で、どういう姿勢で投資したらよいのでしょうか?
小山氏は、時間投資はテクニカル投資よりもファンダメンタル投資が基本であるとしています。さて、それぞれどんな投資方法なのでしょうか。

ファンダメンタル投資 : 長期投資 / 流行に左右されない / リスク低
テクニカル投資    : 短期投資 / 流行に左右される  / リスク高

つまり、長期で流行に左右されない銘柄に時間を投資するのが基本だということになります。
(ただし、その時々で必要に迫られるテクニカル投資もある程度は必要です。)
書中には、例として英語を学ぶ事などがあげられています。たしかに流行に左右されませんね。それに、地道な努力がいずれ、大きな成果を生み出すであろうことは簡単に想像できます。
さらに、小山氏は、投資時間の半分にあたる1.25時間を今までやったことのない新しい分野に投資すべきだと言っています。(もう半分は投資効果を期待できる既存分野の延長に投資します)

既存分野における自分への投資と、新しい分野における自分への投資をバランスよく実施することが重要なのですね。それぞれ、長期的な目標を持ち、的確な銘柄に投資できるようにしたいものですね。

投資効果はどう評価すべきか?

投資した結果はどう評価すればよいのでしょうか?
小山氏は、キャピタルゲインよりもインカムゲイン重視としています。さて、それぞれどのような意味なのでしょうか。

キャピタルゲイン : 短期的な値動きによる差額で発生する利益
インカムゲイン  : 長期的な貯蓄なので発生する利息などの利益

つまり、旬の期間が限られているキャピタルゲインを求めるのは、時間投資にとっても大きなリスクを伴うので、長期的なキャピタルゲインに注力し、その結果を評価すべきということですね。
努力の度合いが大きいほど、ついつい短期的な結果を期待してしまうものですが、この教えのように、長い目で目標を見据え、それに対する必要な階段を冷静に見極める努力をしていきたいものですね。

まとめ

時間の使い方は永遠のテーマであり、きっと満足することはないのだろうと思います。それでも、この『時間』と徹底的に闘っていくことこそが重要で、それこそが、生きているということなのだろうと思います。『時間』に生かされるのではなく、『時間』を積極的に利用して力強く生きていきたいものですね。