「ストレス」をアイディアのエネルギーに!マンダラートなアイデア術!

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マンダラートとは

マンダラートというアイディア製造術をご存知だろうか。(本来はもっと幅の広い思考術とされるが、ここではあえてアイディアの製造に主眼を置いてみます)マンダラートとは、3x3のマスの中心にコアとなるキーワードを配置し、残りの8つのマスを強制的に埋めていくアイディア製造術です。
最近読んだ本「IDEA HACKS!(原尻淳一 / 小山龍介)」 でその存在を知り、斬新でユニークなアイディア製造術に興味を惹かれたので紹介します。

マンダラートは「Mandal-Art」と書きます。今泉浩晃氏が発案したアイディア製造術で、1984年6月に今泉氏著の「マンダラ・メモロジー」が出版されています。それにしても昔の話しですね。。調べてみるとかなり世間に広まってるようで、いろいろなサイトで取り上げられていました。

使い方

マンダラートの基本的な使い方

マンダラートの使い方はいたって簡単、3x3のマスの中央にキーワードを配置し、周りの8マスを関連するアイディアで埋めていくだけです。

例として、この記事を書くためのアイディアを抽出するマンダラートを書いてみました。


提唱者を調べる

概念のコアを理解する

派生した別の手法がないか調べる

どんな書籍があるか調べる

マンダラートの記事を書く

実践可能なツールを探す

マインドマップとの違いを調べる

具体例で分かり易く紹介する方法を模索

現在話題となっている関連ネタを探す


8マスを埋めなければならないので、否が応でもアイディアを出さざるを得なくなります。この「ストレス」を利用してアイディアを強制的に搾り出していくのです。実際やってみると分かりますが、ある事柄について8つのアイディアを搾り出すのは相当の労力を必要とします。8つのマスを埋め終わったマンダラートを見ると、アイディアに広がりが出ているのが実感できると思います。

マンダラートの階層化

さらに、搾り出したアイディアのうち1つをキーワードとして新たなマンダラートを作り出す事もできます。「マンダラートの階層化」です。これを繰り返す事によってアイディアは無限の広がりを見せます。この方法を実践するにはコンピュータが必要になってくるでしょう。紙ベースでは各マンダラートのリンク付けが表現しにくいからです。

例として、「マインドマップとの違いを調べる」をキーワードとして新たなマンダラートを作ってみました。


マインドマップ提唱者を調べる

マインドマップ概念のコアを理解する

マインドマップ実践可能なツールを調べる

それぞれの目的を比較する

マインドマップとの違いを調べる

手法の違いを比較する

アウトプットの違いを比較する

それぞれの適する用途を評価する

具体例で分かり易く紹介する方法を模索

実践可能なツール

今泉氏は以下の理由から、PDAこそマンダラートに最適なツールであるとしています。
・掌の上に乗ること 常に自分と行動を共に出来ること
・平面を超えた「階層思考」が 簡単にできること
・ちょっと「やってみる」ことが可能であること
こちらのサイトからPDA版のアプリケーションをダウンロードできます。Mac版やWindows版もあるようです。)
もっと気軽に利用したい方は、WEBサービスとして提供されているドリコム研究室の「エスキス」をお勧めします。現時点ではアルファ・サービスとして提供されていますが、階層化の概念もあって利用しやすいです。操作も直感的で、Ajaxを利用したインタフェースが○です。

まとめ

マインドマップなどの他のアイディア製造術と決定的に違うのは、アウトプットを8つに固定することによって強制的にアイディアを搾り出すところです。「ストレス」をうまく利用することで、一定の成果を得ることができます。アイディアの製造に行き詰った時はぜひ一度実践してみて下さい。