ビジネス書の選び方


目的を持って本を選ぶ

ビジネス書を読むということが自分への投資であることをはっきり自覚してください。リターンの少ない銘柄に投資すれば当然損をしますし、短期的に注目をあび、流行となっているIPO関連銘柄は長期的には無駄な投資になる場合もあります(時間の損失を生む)。自分が何を伸ばしたいのか、何を克服したいのかをしっかりと意識する事が重要です。常に目的から逆算して今どんな本が必要なのかを考えてください。

教養型より経験型を選ぶ

ビジネス書で役に立つのは、理論よりも実践のノウハウです。教養型よりも成功者の体験が多く語られている実践型を選ぶべきです。偉人の血と汗と涙を注いで築き上げた経験を、たかだか1000円程度で学べるのだから安いものです。その際、最も注意すべきは著者の経歴です。必ず確認してから購入するクセをつけましょう。

同じジャンルの本を徹底的に読む

本が伝えるメッセージは、著者の経験などに基づく一方的なものです。同じジャンルにおいて、なるべく多くの本を読んで多角的な視点を持つことは非常に有益なことなのです。

スクリーニング

書評や口コミなど、既読者の意見を参考にしましょう。新聞や雑誌、インターネット上の各種サービスを利用してレビューを洗い出しましょう。仕事上や日常生活で出会った人にお勧めの本を尋ねるのもよいことです。同じ本を読むことで価値観を共有できるメリットもあります。

ネット書店と実在する書店はどちらがよい?

結論から言うと、それぞれの特徴を活かしてバランス良く利用するのが正解。購入する本が決まっているならインターネット書店でよいのですが、たまに本屋に顔を出すと、思ってもいない発見や出会いがあります。
また、インターネット書店ではAmazonをお勧めします。品揃えが豊富で、配送が早いです。また、多くの読者レビューを見ることができますし、自動的に自分に合った類似本を紹介してくれたりもします。
Amazonにはカテゴリごとに売り上げランキングがあるので、それを利用した本選びもできます。いくつかの書籍はインターネット上で一部の中身を閲覧することもできます。

まとめ

いかがでしょうか。今回紹介した内容は 「レバレッジ・リーディング (本田直之 著)」の「本の選び方」の章のエッセンスを自分なりの解釈でまとめたものです。この本が最も伝えたいことは「速読より多読」であり、大変勉強になります。ビジネス書の読み方を勉強したい方はぜひもっていたい一冊です。



レバレッジ・リーディング」
〜100倍の利益を稼ぎ出すビジネス書『多読』のすすめ〜

本田直之(著)