Ajaxよりも先に覚えておくべき 忘れられた5つのHTMLタグ
昨今のWebサイトは、Ajaxや複雑なCSSレイアウトなどの高度なテクニックを駆使したサイトが目立ちます。
そんな中、SitePoint.com の Matthew Magain は この記事で、HTMLの忘れられた5つのタグ要素の重要性について語っています。
HTML: The Top 5 Forgotten Elements — SitePoint
それらは論理的な意味を付加するタグで、一般的なブラウザはきちんと認識し、イタリック表示や固定フォント表示などで表現を変えます。そして、それは検索エンジンがHTMLを理解するうえでも重要な意味を持ちます。microformats (「microformats って一体何だ? - naoyaのはてなダイアリー」 参照) を実践するよりよほど簡単で、大きな効果をもたらします。また、これらのタグが適切に使用されている場合、タグのスタイル定義を追加することで、表現方法を一括変更することができるなどのメリットもあります。この5つのタグを理解し、あなたのWebページに適応させることは、あなたにとって重要なことです。
さて、前置きが長くなりました。さっそく5つのタグを紹介しましょう。
dfn
文章中に出てくる定義用語を明示するために使用します。
詳細はこちらをどうぞ。<DFN>-HTMLタグリファレンス
標準的なブラウザはイタリック表示となります。もし、dfnタグ要素をボールド表示させたいのなら、上記のようにdfnタグに対してスタイルを指定するだけで、一括変更することができます。
cite
文章自体を引用するのではなく、書名・規格名・作者名などを引用する際に使用します。
詳細はこちらをどうぞ。<CITE>-HTMLタグリファレンス
適用した語句に該当するウェブページ、あるいは書籍などの販売ページが存在するのであれば、リンクを貼ることが推奨されます。
var
変数や引数であることを示す際に使用します。
詳細はこちらをどうぞ。<VAR>-HTMLタグリファレンス
samp
プログラムやスクリプトによる出力結果のサンプルであることを示す際に使用します。
詳細はこちらをどうぞ。<SAMP>-HTMLタグリファレンス
kbd
キーボードなどから入力される文字であることを示す際に使用します。
詳細はこちらをどうぞ。<KBD>-HTMLタグリファレンス
まとめ
考えさせられる内容ですね。HTMLはかなり理解しているつもりでしたが、ここにある5つのタグは聞いたこともありませんでした。検索エンジン対策になるかは疑問ですが、論理的な意味でグルーピングできるし、スタイルを一括で置換できるメリットはおいしいと思います。ちょっとだけ意識して使ってみてはいかがでしょうか。
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